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トライガンマキシマム 3巻その2

      2016/01/04

トライガンマキシマム 3巻その2です。
さて、血みどろな前半戦に引き続きヴァッシュVSレオノフの後半戦に移ります。
ナインライブスとは、自身は身を潜め、操る人形を駆使ししてヴァッシュを追いつめようとするレオノフ。確かにヴァッシュの銃技は驚異的です。しかし、如何に人外の技術であろうと攻撃手段はハンドガンと小銃のみです。従って本来真価を発揮するのは1VS1もしくは少人数戦です(月を破壊した力もありますがそれはヴァッシュ自身がまだコントロールできてません)レオノフのように何百という人形を駆使し、じわじわと削り取る戦法をとる相手(しかも自身は出てこない)だと相性は悪いです。なによりこの人形見た目からは、普通の人間と何一つ変わらないという精巧なシロモノです。(ダッチワ○フにしたら売れそうですね)時には生きているように見せかけ、油断させ命を削り取る戦法・・・不殺主義のヴァッシュにとっては相性最悪でした。

純粋な戦闘力そのものではヴァッシュの方がはるかに上でしょう。しかし、レオノフの戦法、技術の前では直接的に強いというのはあまり意味がありません。(この辺、ウルフウッドが相手だったらさらに苦戦必至でしょう。逆に今のヴァッシュではナインライブスに対して決定打となる火力がない状況です。今回の戦闘ではうまく別れたなーと思います)
しかもこのレオノフですが人形だけではなく、それにうまく紛れ込ませて普通の人間も加えることで余計にヴァッシュを追いつめます。この辺の戦法も本当にうまいなと思います。

するとヴァッシュが遂にレオノフに対して口を開きます。「はしゃぎすぎだぜ。プレイヤーエミリオ」と・・
一方船内では、見覚えのあるリーゼントヘアーが。そうブラドです。どうやらブラドは、レオノフ達の襲撃からうまく生き残っていたようです。
エミリオ・・そうヴァッシュから聞かされたレオノフは初めて聞く名前だがどこか懐かしい・・とつぶやきます。
するとヴァッシュはさらに人の名前を言い続けます・「マシュウ、オリビア、レイモンド、ショーン、ミランダ、ガルべス、シニータ、キャメロン、メリッサ、ユウノ、ファイファー・・」
レオノフの表情が変わります。

そして最後にある名前を言います。

「イザべ・・」
「ぎぎぐるぉぉあ”あ”あ”あ”亜・・・・」

突如狂ったように叫びだすレオノフ。聞き覚えがない、しかし自身の魂を揺さぶる名前を出すヴァッシュにますます執着するレオノフ。一刻も早くヴァッシュを手に入れたいと衝動に駆られるレオノフは一気に勝負を決めに来ます。
ほぼ全ての人形を投入し、物量で一気に片を付けようとするレオノフ。冷静さを失った判断・・それが彼の敗因でした。ヴァッシュは手に持っていた手榴弾を爆破させ天井のスプリンクラーを作動させます。スプリンクラーからの水滴が、ヴァッシュを潰す為に投入した人形、糸すべてに絡まります。計数トンもの人形に水滴が絡まるのですからその重さは想像を絶するものです。あまりの重さに操っていた手が耐え切れなくなりぶづんといやな音を立てレオノフの手は使い物にならなくなります。勝負ありです。当初の戦法に徹していれば勝機はあったでしょう。冷静さを失った結果、自ら敗北へ進んだのでした。

近づくヴァッシュに「私を殺しますか?」と問うレオノフ。当然ヴァッシュは答えます「殺さない」
続けてこう言います、「俺はあんたの親父がくれたパンの味をおぼえている」と・・・
突然のヴァッシュの発言に不思議がるレオノフ。どうやらヴァッシュとレオノフは顔を合わせていたことがあるようです。しかし、当のレオノフは、事情は分かりませんが過去の記憶もすべて封じてしまったようです。先ほどヴァッシュが言っていたエミリオというのはレオノフの本当の名前です。そして、発狂しそうになったイザベラという女性は彼にとって大切な人だったのでしょう。

「本当に封印しちまったのかい、例えばイザベラの事とか・・」そう言った瞬間、レオノフは取り乱しその場から逃げ出します。
ここでウルフウッドサイドに場面は変わります。もはやナインライブスはもの言わぬ肉塊と化していました。当のウルフウッドも満身創痍で今にも死にそうです。するとライブスの体から異変が起こります。なにやら肉塊から小男達が現れました。そう、ナインライブスは元々巨大な人間ではなく、中に9人の小男達が入り操るロボットの様な存在だったのです。(名前の由来もナインライブス(9つの命)で納得です)前半戦の不死身っぷりもこれで合点がいきました。本体の小男を叩かないと意味がないのですね。すかさずウルフウッドは小男達に的を絞り、これでもかというくらい撲殺します。途中2人残したところで失神し、あわやこれまでかと思った瞬間、頭上からとんでもないものが降ってきました。メリルちゃん達です。(タイミングよすぎ)メリルちゃん達に小男たちは潰され、ウルフウッドは九死に一生を得るのでした。

いやージェシカと一緒に住処に戻ってきたおかげでウルフウッド助かりましたねー。メリルちゃん達が来なかったらGAME OVERでした(笑)
一方、生き残っていたブラドはレオノフの人形がストックされている場所にたどり着きます。その中に、ひときわ綺麗な女性が置いてありました。(人形なのか人間なのか不明ですが)どうやら彼女がイザベラの様です。ブラドが彼女に近づこうとしたとき、逃げてきたレオノフに制止させられます。簡単にレオノフに引き離されたブラドはとんでもない行動にでます。なんと、レオノフごとその部屋をパージさせてしまいました。(元々、この住処は宇宙船だったのでそういった芸当も可能です)部屋ごと落ちるレオノフ、そんなレオノフをまたしても危機一髪かけつたヴァッシュは救おうとします。しかし、イザベラはすでに部屋ごとに真っ逆さまに落ちてしまいました。イザベラの後を追いたいレオノフは最後の力を振り絞りヴァッシュの制止を振り切りイザベラと共に底に落ちていきました・・・

結局レオノフは救えませんでした。最後に一コマだけ過去にレオノフ(エミリオ)とヴァッシュの回想が入り何とも切ない感じになります。
GUNG-HO-GUNSとの激しい戦闘も終わり、ベッドで体を休める二人。その中で、ミリィちゃん達が看病にきます。2年ぶりに合う、メリルちゃん達にヴァッシュも嬉しそうです。ヴァッシュとジェシカ達とのほのぼの会話が終わるとウルフウッドは地面にあるペンダントが落ちているのに気が付きます。ジェシカが落としたみたいです。ペンダントをみるとまだ幼いころのジェシカとある人物が映っていました。その人物はヴァッシュ。しかし、このヴァッシュ今とまったく外見が変化していません。少なくともペンダントのジェシカから10数年は経過しているはずです。

これまでのヴァッシュの人外な力を目の当たりにしてきたウルフウッド。宇宙船の生き残りのリーダーであるルイーダに事情を伺います。なんでもヴァッシュがこの住処に拾われたのは今から70年前のことだそうです。あまりにも信じがたい出来事にウルフウッドはヴァッシュが不老不死の存在なのかと思ってしまいます。しかし、ルイーダが反論します。「あの体の傷がなおっているな本当の不死身よ」と・・

話の途中で、ルイーダに緊急連絡が入ります。捉えていたナインライブスの内の2人が脱走したとのこと。あわやもう一度血みどろな闘いかと思いましたが、もう2人はただの生身状態なので簡単にウルフウッドに捉えられてしまいました。(笑)

今回の3巻では、GUNG-HO-GUNSとのはちゃめちゃな闘いが中心でした。改めてGUNG-HO-GUNSの人外っぷりが強調されていた回です(まぁ今後さらにぶっ飛んだ連中もでてくるのですが(笑))
特に、ウルフウッドとナインライブスの戦いは、骨は出るわ、内臓はでるわ、文字通りの血の海になるわ、トライガンマキシマムの中でもトップレベルだと思われる血みどろな戦いでした。
次巻もGUNG-HO-GUNSとの攻防が始まりますが、これまでと違いGUNG-HO-GUNSの中ではわりと常識人達との戦いなので、バトルもそうですがヴァッシュ達と敵の心情も楽しめる内容です。

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