気の向くままにお気に入りのマンガ感想ブログ

お気に入りのマンガの感想・解説ブログです(ネタバレありです)

ヘルシング 7巻その2

   

ヘルシング 7巻感想その2です。

セラスちゃんを救い出したが、その過程でその生命を落とすこととなったベルナドット隊長。
目は見えずとも状況を理解したセラスちゃんは、ベルナドット隊長を胸に只泣き崩れるばかりです。
ゾーリンは、合図をするとどこから現れたのか新たな吸血鬼たちを呼び寄せ傭兵たちに止めを刺そうとします。
お得意の幻術を発動し、彼らに向かってこう言います

「虫の人生はこれにて-終-了-」

この言葉がいけませんでした。自身を、命を掛け救い出してくれたベルナドット隊長を虫呼ばわりしたセラスちゃんは激高します。

 
「虫といったな この人を 

許さない 許さない 許さない

 

そして、ついに自身が禁忌としていた行為を行います。ベルナドット隊長の血を吸います。あれほど嫌っていた吸血という行為を・・・・
血をすったセラスちゃんの目は再生し、ちぎれた左腕も血で形成されていきます。すると、構築された幻術空間が突如、割れていきます。

先ほどとはあまりにも、雰囲気いや、まるで生物としての格そのものが異なるセラスちゃん。ベルナドット隊長が言っていたようにゾーリンたちを一緒にやっつけようとします。

あまりの変貌ぶりに歴戦の吸血鬼たちも本能的に震える始末。弾丸を連射しようとも一切当たらず、彼らは、先ほど傭兵たちを素手でバラバラにしてきたように、自身もセラスちゃんによってバラバラのミンチにされてしまうのでした。

人間の肉体強度を遥かに上回る吸血鬼すらミンチにするほどの怪力、そして圧倒的なスピード。ゾーリンはあまりにもありえない光景をみて、初めて恐怖を感じ取ります。この辺は見ていてワクワクとしますね。

こいつはヤバイ

と思った際には時すでに遅し。顔面を捕まれ潰されそうにないます。最後の頼みの綱としていた幻術も、ベルナドット隊長と記憶、心も取り込んだセラスちゃんには大して有効打にならず、久しぶりに登場したシュレ君には見放されるは、散々な扱いです。
やっぱり待機の命令を無視した際に、ゾーリンはボーボー燃えカス決定だったのですね。哀れすぎます・・・

そして、幻術も破られ顔面を壁にたたきつけられたゾーリンはそのままセラスちゃんに生きたまま顔面もみじおろしにされてしまい。その哀れな生涯を終えるのでした。ここまで徹底的に止めをさすとスカッとします。

ゾーリンたちを打ち倒したセラスちゃんは、ベルナドット隊長との約束通り、残りの吸血鬼たちを倒すために死都ロンドンに向かって行くのでした。

さて、久々にご登場の少佐ですが、燃え盛るロンドンを背景に一人指揮を降っていました。小太りなおっさんが優雅に指揮を振る姿は非常にシュールです(笑)
すると遠くから、無数のヘリが進行してきました。マクスウェル大司教様のご登場です。無数のヘリから放たれる光はさながら天使のような形を作っています。

ロンドンの僅かに生き残っていた人々は救援が来たと喜んでいましたが、相手はイスカリオテです。異端者プロテスタントには容赦ありません。
マクスウェル大司教様は、いきなり宗教裁判をおっぱじめ、被告「英国」、「化物」両者に向けて死刑判決を下します。あまりにも無茶苦茶っぷりに笑えます。

ヘリからの機関銃とミサイルの一斉掃射。生き残ったロンドンの人々は無残にも粉々にされてしまいます。また、その攻撃はもちろん少佐率いる大隊の飛空船も対象です。
宣言通り、マクスウェルは横合いから思い切り殴りつけたのでした。これには少佐も褒めています。

地上に降り立った第9次十字軍と武装した吸血鬼たちがにらみ合います。激突寸前です。しかし、そこへさらに事態をややこしくする人物が近づいてきます。
アーカードさんです。とうとう、艦ごとロンドンにたどり着いたのでした。
次巻から三つ巴の激突です。

 
今回は、やっぱりベルナドット隊長とセラスちゃんが熱いですね。あそこの吸血の場面は見ていて続々しましたよ。吸血鬼たちを既出バッタバッタとなぎ倒していくさまは、これまでの劣勢を一気に吹き飛ばしてくれるシーンで爽快感抜群でしたね。そして、ゾーリンのもみじおろし。言うことありません。

もう一つの見どころは、とんでもなく有頂天なマクスウェル大司教様でしょう。あのハチャメチャっぷりを見ているとアンデルセン神父の言ったとおり権力に飲まれてしまったのでしょう。
ロンドン市民が憐れでなりません。助けが入ったと思ったらキチガイでした。合唱・・・・・
もはや初期でも小物臭かったですが、それでもそれなりに組織の長としての雰囲気は携えていましたが今は微塵も感じられません。調子に乗りすぎです。人間あまりにも身に余る権力をもってしまうとああなってしまういい例ですね。
「信仰心があるならさっさとやれ」とか、三流悪役のいうことです。

スポンサーリンク

 - ヘルシング