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ヘルシング 8巻その2

      2016/04/24

ヘルシング 8巻感想その2です。

たった一つだけの命となったアーカードさんと対峙するアンデルセン神父。しかし、開放した数百万もの兵を同時に相手にしなければなりません。なんじゃこの無理ゲーは(笑)
しかし、いかなる無理ゲー糞ゲーだろうが諦めるアンデルセン神父ではありません。自分だったらこんな状況完全に心がおれますわ。なんか地球防衛軍で大量の蜘蛛を相手にしている気分。

肝心の少佐はココアを持って来いと高みの見物です。いやーこのページを読むと無性にバンホーテンココアが飲みたくります。もちろん砂糖たっぷりで♪
少佐にとってはこの状況は作戦通りらしく順調と笑顔です。捨て駒にされた兵士たちにとっては溜まったもんじゃありません。なんというブラック企業(笑)

腕も千切れかけ、戦闘どころかもう満身創痍のアンデルセン神父。アーカードはお得意の様に挑発します。あの、主人公なんですからもうちょっと、なんですか、こう手心というか(汗)・・・・・
アンデルセン神父の答えはシンプルでした。

 

「腕がちぎれかけただけじゃねぇか」

「能書きたれずかかってこい ハリー ハリー」

 

素晴らしいです。なんという主人公。
ふと思いましたが負傷した腕といい、この台詞回し聞いているとどこぞのメイトリックス大佐を思い出します。

 

銃なんか捨ててかかってこいよ!!

「ジャッカルなんか捨ててかかってこいよ!!」

野郎ぶっころしてやる!!

「ジャッカルなんかいらねぇ!! 野郎!ぶっ殺してやる!!」

こんな展開になってたら笑う。まぁ賢明なアーカードさんはベネットのように挑発にはのりませんよね。
しかし、この状態なのに諦めずに突き進むアンデルセン神父に対し

 

「やはり人間は素晴らしい」

 

と驚嘆します。
大軍を相手に奮闘するアンデルセン神父。しかし、やはりといいますか多勢に無勢状態です。
やはり、数の暴力は反則だわ。

それでも突き進むアンデルセン神父。アーカードさんは思います。
この男ならば、100年前の様に自分に敗北を渡してくれるかもしれない。ヴァン・ヘルシングのように私に心臓を突き立て見せろ!!と・・・
というかヴァン・ヘルシングはどうやってこんなバグに勝ったんだ。その時の戦いも見てみたいものです。

亡者に銃剣を抑えられ、眼前には槍を携えて突進してくる大量の兵士。絶体絶命です。アンデルセン神父の表情も絶望のような感じを醸し出しています。
槍がアンデルセン神父を穴だらけにしようとした瞬間、亡者たちは銃弾の嵐を浴びます。

神父が離脱命令を出していたイスカリオテメンバーが登場しました!!
この展開は熱いです。絶体絶命の主人公の前に、現れる増援。実に王道パターンです。違う点といえば当の主人公がアーカードさんということだけです・・・・・・
なんで主人公がラスボスやってんですかね~

ハインケル、由美恵等のイスカリオテメンバーの後援も受け、アンデルセン神父は突き進んでいきます。やはり、神父はなんだかんだ言っても慕われていますね。人相は極悪人ですが・・・
そしてついに大軍を突き抜けアーカードさんの眼前に並び立ちます!!!!

するとアンデルセン神父はあるものを出します。
先程まで嬉しそうだったアーカードさんの表情がみるみる険しくなってきます。

 

「エレナの聖釘」

 

これがアンデルセン神父の奥の手です。しかし、それを使用してしまうことは同時に人間を捨てることを意味していました。
アンデルセン神父が自分と同じ怪物になってしまう。そうなれば怪物同士の戦いです。

アーカードさんにはそれが我慢できません。かつて、人間で要られることに耐えられなかったアーカードさんは、自身を倒してくれる存在は人間でなければならないと強く想っています。せっかく自身を打倒してくれる可能性を持った存在が、自身と同じように人間を捨てる・・・・
なんとかして止めようとするアーカードさん

しかし、アンデルセン神父は「自分は只の銃剣でいい」と言い放ち、釘を心の臓に突き立てます---------

 

「大馬鹿野郎」

 

これは本心でしょう。怒りMAXのアーカードさんは、神父の顔面をジャッカルでふっ飛ばします。アーカードさんも目にも留まらぬ剣撃で首を刎ねられてしまいます。
アーカードさんはともかく、顔面を吹き飛ばされたアンデルセン神父は先程までと異なり瞬時に再生してしまいます。

もはや両者を倒すには心の臓をえぐり出すしかないようです。

一方の少佐サイドは、戦闘も終盤に入ったと判断し、この神父との戦闘が終わったら残った兵士たち皆で突撃しようとします。
途中、もはやこれは戦いですら無いといった艦長を処刑してしまいますが♪
それにしても、鉄パイプでも武装しろとは・・・正直言って吸血鬼の戦闘力見る限り鉄パイプよりも素手の方が強い気が・・・・

凄まじい速度でジャッカルをぶっ放すアーカードさんですが、化物となったアンデルセン神父にはちと効果薄いみたいです。そして、アンデルセン神父の銃剣が突き刺さりアーカードさんは、ボーボー燃やされてしまうのでした。
いつのまにか、銃剣に火属性ダメージが付加されております(笑)

アーカードさんが燃えると同時に召喚した兵士たちも燃えていきます。燃え盛る中でアーカードさんは過去を振り返っています。
幼いころは、どっかのアラブの王族さんに買われた存在でした。まぁ色々とアッー!なことをヤラれていました。
・・・・正直子供時代のアーカードさんって可愛いよね。今じゃ想像できません。時の流れというもの残酷です(笑)というかクリスチャンだったのですね。

冗談は置いといて、こういった幼少期の経験から、神は助けを乞うものを救ったりしない、戦いは祈りそのもの、神にただすがっているものは許しはしないといった考え方が構築されたのでしょうかね?それとも元からですかね?

なんにしても人間時代は、戦いに明け暮れた生き方だったようです。只々戦い、その果てに神が降りてくると信じていました。実際は、降りては来ませんでした。自国の兵も皆死に、自身も処刑される瞬間でした。しかし、アーカードは諦めきれません。闘いぬいた末のこの結末に納得できなかったのでしょう。死の真近、血をすすり吸血鬼となります。

過去を思い返している中でアーカードさんを呼ぶ声が聞こえます。セラスちゃんです。セラスちゃんの声を聞いたアーカードさんは再び意識を取り戻すのでした。

この8巻は、熱いですね~。ほぼアンデルセン神父VSアーカードです。それにしても、拘束制御術式零号を始めて見た時は、んな阿呆なって感じでした。命の残量が数百万ってそりゃ勝てないわ。なにせアーカードさん一体でも戦闘力強すぎですからね。それを数百万回とかね。まぁ作中最強の吸血鬼らしくていいですけどね。

しかし、そんな化物に挑むアンデルセン神父の姿はかっこいいですね。読んでいる途中で、今からでも神父が主人公にしたら?と思っちゃいましたよ。イスカリオテメンバーとの絆も素晴らしいです。
ただ、アーカードさんに言ったとおりアンデルセン神父は人間のまま戦って欲しかったな~。いや、打倒アーカードのために化物になることを決めていたのなら剣撃を交えた時になっておけばだいぶ楽になったんじゃないかな。物語の盛り上げ方としたら最悪ですけど(笑)

しかし、改めて見ると8巻でこの密度ってやばいな。正直もう10数巻よんでいる感じだこれ。今更ながらヘルシングが全10巻ってのが信じられないな。密度高すぎ(笑)

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