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Helck 第68話(かけるべき言葉 前編・後編)

      2016/07/31

Helck 第68話の感想です。

この前後編は素晴らしかった。特に後半部分はもう最高です。

前回で、ラファエドは自分が引き受けることにしたヴァミリオちゃん。ヘルクはアリシアの元へ向かいます。

ヴァミリオちゃんがヘルクの心の支えだと判断したラファエドは、執拗にヴァミリオちゃんに攻撃を仕掛けます。

しかし、ヴァミリオちゃん強い!! 襲ってくる覚醒兵士たちも簡単にいなしております。しかし、戦闘面では心配なくとも心のなかではある感情を覚えております。

剣を交えながらラファエドはヴァミリオちゃんに、変わらずヘルクが大丈夫なはずがない等言います。

前回と引き続き、大丈夫と信じますが表情からやはり、不安というよりなにか引っかかるものがあることは拭えません。

ついに、アリシアと対峙するヘルク。知らず知らずに周囲にそのすさまじいい、悲しみや苦しみと言ったオーラを出します。

そのオーラに、ほとんどの覚醒兵士たちは耐えられず膝を折るのでした。

アリシアの仮面をとり、ついにお互い顔を見せます。

回想編と同様にアリシアが右目部分が怪物に変貌しております。しかし、左目には涙を浮かばせております。

ミカロスの術により、人形と化したとしても心のそこでは、確かにヘルクのことを想っている感じです。あまりにも切なすぎます。

そんな彼女に対するヘルクの笑顔も、様々な感情が入っいるような笑顔でより一層悲しくなります。

アリシアを抱き寄せ、ひたすら謝り、最後の決意するのでした

 

「必ず、 終わらしてやるからな・・・・」

 

なんというか、回想編から見ていると改めて切なさが際立ちます。特に、先程までヘルクに攻撃していたはずなのにやはり、真近にヘルクが来ると攻撃をやめ、おとなしく抱き寄せられるあたり、
本当の意味でアリシアの自我は消えてはいないのでしょう。

アリシアと再会したヘルク。それを見て、ヴァミリオちゃんは余計に胸中にある何かに不安を覚える一方です。

以前、ヘルクが言っていた「人間を滅ぼす」という言葉。これは、人間であるのにもかかわらず、同族、ひいては仲間をも打ち倒すという意味です。

ヴァミリオちゃんは、自信に置き換えて仲間を思い返します。

イスタ、アスタ、ヒュラ、ホン、ケンロス達・・・・

そして、アズドラ様と見慣れない2人の魔族(恐らく残りの四天王でしょう。1人は女性で、もう一人はヘルクすら凌ぐだろう巨漢の大男。にじみ出る強者感が凄いです。)

なにげにここでアズドラ様がアップで出てきたことは、なんだかんだ言ってヴァミリオちゃんはアズドラ様のこと大切に思っているとわかり嬉しいです。(笑)


友を・・・・殺す・・・・

 

ヘルクの言葉、仲間のことを思い、自身が抱いていた胸中のある感情の正体がわかります。

仲間を倒す。それがどんなに悲しく辛いことか・・・

それを理解したヴァミリオちゃんは、本当にヘルクが望んでいたことを察します。

魔王決定戦に出場した意味、人間を滅ぼすつもりは本当はなかった・・・・

 

「ヘルク、お前は私たちに・・・」

 

ヴァミリオちゃんは、急いでヘルクの元へ向かいます。手遅れになる前に・・・・

ラファエドが当然邪魔しますが、全てを察したヴァミリオちゃんは勇者殺しの剣も使用し退けます。

ヘルクの力の暴走が、収束していきます。これには、ラファエドも「本当に絶望を乗り越えるのか!?」・・・と驚きを隠せません

しかし、重要なのはもはや、そこではありません!!

全ての覚悟を決め、剣を構え、アリシアに全てを終わらす一閃を放とうとします

 

「ヤメロォッ」

 

必死の叫び声でヘルクを制すヴァミリオちゃん。

寸でのところでアリシアは助かります。

ヘルクと対峙したヴァミリオちゃんは、ヘルクが心の底で本当に聞きたかった言葉を言います。

 

 

 

「救おう、人間を」

 

これこそが、ヘルクの待ち望んでいた言葉でした。かつての大切な仲間を討ち滅ぼす。状況から考えたらそれしか方法はない。

魔族の人たちの元へ駆け寄ったのもそれが目的でした。しかし、どこかしら本心ではこの絶望的な状況を打破できないかと思いを秘めていたのも事実。

ヴァミリオちゃんは続けます。

 

どんな絶望的な状況でも諦めちゃダメだ!!!

 

まだ、お前の仲間は死んでいないんだ!! 何かしらの方法はあるはずだ!!

 

抗うぞ! 戦うぞ! 救うぞ! お前の大切な人たちを! 

 

この言葉に思わず涙を浮かべるヘルク。この救われた様な表情がもうね、凄いです。

絶望的な状況に諦めかけていた中で、それを否定してくれたのは人間ではなく、自分と旅を続けてきた魔族でした。

そして、最後に

お前は一人じゃない
今度は、私がついている!

 

・・・・・かっこ良すぎです。ヴァミリオちゃん。完全に主人公です。

もう、これはヴァミリオ様です。なんですか、今回のヘルクの展開は!!

前半で、どうしようもなく絶望的な雰囲気を醸しだして、最後の最後ではこんなにも熱く、感動できる展開。

やばい、この盛り上がり半端ないよ。そして、最後の笑顔のヴァミリオちゃん。天使です。

確かに、一時的にエディルと話が通じていたのですから可能性は0では無いでしょう。問題はどういう方法をさがすのか?です。

この状況だとミカロスに直せといっても無理でしょう。なんかあの男は、ボスクラスと見せかけて中ボスな感じがしますので(笑)

となるとシャルアミや王が鍵を握っているかもしれません。

今回の言葉も、今までの展開の積み重ねがあったからこその、この盛り上がりなので本当に丁寧な物語だなと痛感しました。

何より、人間でなく、本来なら人間と敵対関係であるはずの魔族にこういった救いの言葉を言わせるのが凄いと思います。

ヴァミリオちゃんだからこその説得力が半端ないです。そして、魔族に人間を救うぞと宣言された際のラファエドがどういった反応を見せるのでしょうか。

今更共闘などできないでしょうが、彼がどういう立ち位置につくのか楽しみです。最後の最後には、ヘルクたちと無事和解できるのか非常に気になります。でもなんだかんだ言ってヘルクをかばって死にそう(汗)

ここまで来たら、アリシアも助かって欲しいです。

しかし、それにしてもヴァミリオちゃん、マジでヒロインだな。これは、アリシアが元に戻った時、修羅場になりそう(笑)

今回は神回だったな。

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 - Helck