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ヘルシング 9巻その1

   

ヘルシング 9巻その1の感想です。

 

アンデルセン神父との戦闘も終わりに近づいてきました。

前巻でボーボー燃えカスになるところだったアーカードさんですが、セラスちゃんの声に反応して帰還します。

こうしてみると、パワーアップしたセラスちゃんでも今のアンデルセン神父相手では分が悪いですね。

意識を取り戻したアーカードさんは自身の心臓をえぐるべく突き出された銃剣を握りしめ、アンデルセンに言います。

 

「おまえになら倒されても良かった」

 

「でも、もはやダメだ」

 

アンデルセンを本当に認めていた発言です。しかし、当の本人は、人間を捨て化物と成り果てています。

自身を倒すのは人間でなければならない。

アーカードさんは銃剣をみぎり潰し、アンデルセンに止めの一撃を放とうとします。

この光景をみてインテグラさんは、過去父に言われたことを思い出します。

無敵なアーカードさん。しかし、彼は本当に不死を望んでいたのか。あまりにも長い年月を得て、彼には、領地、領民、そして心さえもない。

ただ、哀れで弱々しい童に見えてしまう・・・・

?
こんな必死で泣きそうなアーカードさんの表情が見られるとは・・・・

渾身の力でアンデルセンの心臓をぶち抜き、破壊します。

自身を打倒してくれると思っていた宿敵。それが、自分と同じ化物と成り果て、打倒してはくれなかった。

 

「おまえはおれだ!! おまえはおれだ!! おれもこの通り有様だった おれもこの通りの様だったんだ」

 

思わず、アーカードさんは泣き崩れてしまいます。

しかし、泣いているアーカードさんをよそに、アンデルセンは意外と安らかな表情です。

 

「鬼が泣くな」

 

と言い、いつもの様に不遜に笑えと、励ましなのか哀れみなのか分かりませんが宿敵に言葉を送ります。

自身も化物となり、多少はアーカードさんの気持ちも理解できたのでしょうか

満足そうにアンデルセンは崩壊していきます。

この際に、インテグラさんが、剣を立てて十字架の影を作っていく演出がまたいいですね。

最後にアーカードさんはがアンデルセンにAMENといい、とうとうアンデルセン神父は亡くなります。

最後の最後でもマクスウェルのことを気にかけていて、切ないですね。なんで、あんな超小物大司教様になってしまったんですかね・・・

1巻から登場して、その度にイカれた信仰具合を魅せてくれてある意味、アーカードさんすら喰ってしまう程の存在感でした。

特に8巻は、もはやアンデルセン劇場といっていいほどのかっこよさです。

この哀愁ただよう最期は非常に胸に来ます。

 

 

 

 

 

「AMEN」

 

 

突如、どこからか声がし、何もかがビルを切断して目の前に現れました。アンデルセン神父の亡骸を踏み潰しながら・・・

正体は、吸血鬼化して若返ったウォルターでした。

あまりの光景に、ヘルシングの皆は固まってしまいます。

ウォルターは、自らの意志でミレニアムに加わり裏切ったのです。目的はただ一つ。

吸血鬼アーカードと戦うため。モテモテですねアーカードさん♥

アンデルセン神父を踏みにじられ、激高する由美恵はウォルターに突撃しますが、流石に相手が悪すぎました。何が起こったのかもわからず瞬時にバラバラにされます。

読み切りでも活躍していたキャラがこんなにあっさり死んだのは意外でしたね。

イスカリオテの武装神父隊はこれでもはや、壊滅状態。ハインケルも大尉の不意打ちで頬を撃ちぬかれ戦力になりません。

 

場面は、一旦代わりアイランズ卿に移ります。生きていたのですねこの人。アイランズ卿は過去、叔父にインテグラさんが命を狙われ、アーカードさんを復活させた際の時を考えます。(ヘルシング1巻参照)
今思えば、当時は幼く身を守る術がないことは誰が見てもわかっていたはず。それなのに守るべき立場のウォルターはいなかった。

守るものがいなければ必然的にアーカードさんを復活させざる負えない・・・・

もし、これが計画されていたものだとしたら・・

裏切り者は、ウォルターだったのかと想像します。その仮説は大当たり、事実、状況的には相当修羅場っております。

・・・・・危惧していたんなら前もって何かしら対策はなかったんでしょうか?アイランズ卿(笑) それともついさっき気づいたのかな?

ウォルターとアーカードさんがにらみ合います。アーカードさんは、インテグラさんに命令を要求します。

3巻の時にもアーカードさんにも噛み締めながらも「見敵必殺」の命令を出しました。あの時の相手は人間。躊躇するのもわかります。今度は、人間ではなく化物。本来なら躊躇する理由がありません。しかし、長年自身に付き添ってくれた家族同然の信頼できる人物。そのウォルター相手にあの命令を出すのは、以前の時には比較にならない程の心情でしょう。

拳を握りしめ、とうとう禁断の言葉を口に出します。

 

 

「見敵必殺」

 

 

ついに、ウォルターを殺すオーダーを出しました。

 

それがたとえ 誰であっても

 

この決断に、少佐を含め、ウォルターも賞賛します。しかし、この何とも言えない表情のインテグラさんがまたぐっと来ますね。

インテグラ

鉄面皮なインテグラさんの貴重な表情です。

少佐は、飛行船のハッチをひらき、最後の戦いへとインテグラさんとセラスちゃんを招待します。それにしても、シュレ君死なないとは言え、相変わらずヒデェ扱いだ(笑)

ろくな目にあってねぇ(笑)

貴重なショタの扱いが酷い・・・・・

あと、セラスちゃんのウォルターに送る言葉がいい。セラスちゃんらしいよね。本当にかわいいなこの娘は。

外では、アーカードさんとウォルターの一騎打ちが始まります。

若返ったこともあり、老人状態の時とは比較にならなほどのパワーを発揮するウォルター。アーカードさんの攻撃を難なく鋼線で受け止め、いとも簡単に腕を切断し、足に糸を絡めビルに叩きつけます。

この時のビルに叩きつけた際のスピード感がすごいね。

銃弾も、編み込まれた鋼線の防御には効果がありません。しかし、一瞬でこんな糸で防御面を作ってしまうなんてどんな技術だ(笑)

絡まって大変なことになりそう・・

対してアーカードさんは、久しぶりにワンちゃんを召喚し攻撃を仕掛けます。どっかのメガネ野郎ならビビってゲームオーバーですが、ウォルターは意に介する事なくあっさりとワンちゃんを切断してしまいます。

この辺は流石にルークとは格が違い過ぎます

ジャッカルで攻撃しようとするも突如銃が爆発してしまいます。

 

「それはアンデルセンを倒すための銃だろう 私はアンデルセンじゃないよ」

 

そういえばウォルターが作ったものだった(笑) ともすれば細工も簡単に施せたでしょう。これでアーカードさんは銃火器でウォルターを倒すことは困難になっちゃいました。

この辺のやりとりは結構面白いですね。

すると、なにやらワンちゃんの死骸から人が現れました。ルーク・ヴァレンタインです。まさかの再登場です。

果たして活躍できるのでしょうか・・・・・・・

まぁいまさらこのレベルの戦いで活躍できるわけないよね。(笑)

あと、ペンウッド卿が地味に評価されていて嬉しいな。

その2へ続く。

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